【出玉率と粗利】

ホールを選ぶ際、皆さんが最も気にするのは「出ているホールか否か」だろう。
「出ている」ということは、客が投資した分以上の玉をホールが出玉で還元しているということである。
この「出ている」という状況を業界では「出玉率が高い」と表現する。

客がたくさん集まって繁盛しているホールの多くは、打ち手が100発打つと、141発前後戻るようにしている。
この状況を業界用語では「14割1分」と表現する。
(ちなみに、16割、つまり、100発打つと、160発戻るようにした場合、ホールの利益はゼロになる)

客が投資した分の141%の玉が戻ってくるわけだから、一見すると、客が儲かっているかのように感じられる。

しかし、100発打った貸し玉の1個当たりの値段は4円で、141発で打ち手に戻ってくる時には4円以下になる。
この状況を平均的な交換率である1個2円50銭で計算してみよう。

A:4円×100発=400円
B:2円50銭×141発=352円50銭
B÷A≒0.88

つまり、「客が400円遊べば、ホールは352円50銭返す」ということで、本当の出玉率は約88%であり、約12%の粗利がホールに入るということである。

店の取り分が3割・4割は当たり前という商売に比べると、かなり良心的に思えるが、絶対量、つまり、客が使う金額が大きいため、粗利が1割2分でも、ホールは十分儲かっているのである。

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