【パチスロのモーニング】

かつてパチスロ某2機種で、ホールによるモーニングの仕込みの手順が発覚した。

その仕込みは、一つは「朝イチの特定ゲーム数以内にATが発動し、なおかつ、仕込みによって、必ず特定の設定がセットされる」というもの、そして、もう一つは「特定の設定でのみ仕込み可能で、朝イチの特定ゲーム数以内にボーナスを発生させる」というものであった。

当該2機種のモーニングの仕込みの手順と仕込みの有無の判別は下記の通り。

<手順その1>
1.電源をOFFにする。
2.メイン基板の右上にある白いハーネスを2本抜いて、1分ほど放置する。
3.ハーネスを元に戻し、RAMクリアボタンを押しながら、電源をONにする。
これにより、朝イチ5G以内にATが発動し、なおかつ、設定が3にセットされる。

<手順その2>
1.設定を5にセットする。
2.電源をOFFにし、数時間放置する。
これにより、台は即連モードに突入し、朝イチ37G以内にボーナスが発生する。

<仕込みの有無の判別>
朝イチ初当たりまでのゲーム数をチェックし、終日の各種確率からその台の設定を推測する。
この作業をシマ全台に対して数日間行い、「朝イチの特定ゲーム数以内でボーナスが発生すると、必ず設定○と推測される」という結果が導かれるか否かを分析する。

こうしたモーニングはその恩恵を受ける者にとってはとてもオイシイもので、仕込みをしてくれるホールはありがたい存在に思えるだろう。

しかし、大当たりに直結するモーニングの仕込みは禁止行為であり、統計的に見ると、仕込みをするホールの中には客から回収することを目的とした違法行為にも手を染めている例が多いので、くれぐれもご注意を。

ちなみに、現在では、当局による摘発と監視体制、そして、健全化を目指す業界側の姿勢により、直接ボーナスを仕込む露骨なサービスが行われる可能性は極めて低い。

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