【肩賞球口狙いのチョロ打ち】

「肩口の良調整の見極め方」の項で肩口の重要性について述べたが、かつてパチンコ某機種に肩口に着目したことから発覚した打法が存在した。

それは肩賞球口狙いのチョロ打ちをすることによって玉持ちを良くし、回転数を飛躍的に伸ばすというもので、正規台に通用する打法であった。

チョロ打ちは確変中や時短中の玉減り防止策として、玉をスルーチャッカーに通し、電チューの開放が途切れないようにする為に行うことが多い。

しかし、当該機種の場合、本来入賞率がかなり低いはずの肩賞球口が意外にも入賞しやすかったこと、肩賞球口の戻しが15個だったこと、更には、メーカーが製造ミスに、そして、ホールが調整の必要性のチェックミスに気づいていなかったことが相まって、通常時のチョロ打ちが通用し、千円当たり50回転以上も回ったのである。

初心者はどうしても液晶画面の演出にばかり目を奪われがちであるが、盤面全体を眺め、そして、釘配列や玉の流れに注視しながら打てば、いち早くこうした発見もできるということを心に留めておいてほしい。

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