【肩口の良調整の見極め方】

初心者の方から「命釘が開いているのに回らない」という嘆きをよく聞きます。
たしかに最近そのような台が多く、新装やイベント時でもよく見られますが、この「命釘が開いているのに回らない」という現象が起きる一番の要因は風車上の肩口と呼ばれる箇所の調整にあります。
ここをシメられると、命釘がどんなに開いていても、玉はスタートチャッカー方向にはなかなか流れません。
よって、ろくに回らないという結果になるのです。

初心者の方の行動を見てみると、打ち気に逸るあまり、命釘だけを見て、「命釘が開いている=よく回る」と即断しているようです。
「命釘を開ける」という調整はホール側の「出しますよ。出してください」という意思表示ですが、それは、玉がスタートチャッカー方向に流れてこそ、真のサービスになるものであり、流れなければ、回収台を打たせる為の誘い水に過ぎないのです。

こうしたホールの誘い水に乗らないようにする為には命釘だけではなく、肩口にも常に着目しなければいけません。
以下に肩口の良調整の見極め方を記しますので、是非参考にしてみてください。

●肩口の良調整の見極め方
盤面左の逆ハの字型をしたヨロイ釘の一番下にある左右の釘を見る。
○左右の位置が平行の場合、右の釘に当たった玉は外側に逃げていってしまう。
○左の釘が下向きで、右が上向きであれば、玉は内側のスタートチャッカー方向に流れていく。
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