【電圧の変化と大当たりとの因果関係】

「電圧の変化を引き起こして大当たりさせるという理論の攻略法についてどう思います?」

これは当サイトを閲覧された方から頂いた質問なのですが、ここで言う攻略法がゴトなのか、それとも、合法的な正攻法の攻略法を指しているのかがわからず、又、そういった理論の提唱者が提供する攻略法や著作物などを入手したことのある者がスタッフの中には誰一人としていませんでしたので、明確な回答が出来ませんでした。

そこで、今回はご質問に対する回答にはならないかもしれませんが、電圧の変化と大当たりとの因果関係について述べていきたいと思います。

■電圧の変化

ある台に大当たりが発生したり、夕方にネオンを灯すことによって、各台に瞬間的、又は継続的な電力の変動が起こります。
電力が変動し、供給が弱まると、球筋が弱くなったり、不安定になって、スランプと呼ばれる現象が起こりますし、ホール側にしてみれば、通常は1分間に100発飛ばすはずが、90数発しか飛ばさなくなるという不利益が生じます。
と、ここまではあくまでも理論上の話です。

では、現実にはどうかというと、ほとんどのホールで電圧を安定供給させる為にトランス(変圧器)を設置していますし、多少の電圧が変化したとしても、大当たり判定の回路には何の影響もなく、正常に動作しています。

つまり、電圧の変化が起きたとしても、現在のホール事情では非常に微弱なものであり、それが影響するのは玉の発射数とそれに伴うデジタルの回転効率だけで、電圧の変化と大当たりの判定とは何の因果関係もないということです。

■電圧の上がり下がり

実験として、電圧を上げ下げしてみると、電圧を上げ続けていった場合、通常は1分間に100発飛ばすはずが、どんどん発射数が多くなり、液晶画面は、画像が滅茶苦茶なものとなって、最終的には基板が燃えてしまいます。

又、電圧を下げ続けていった場合、通常は1分間に100発飛ばすはずが、どんどん発射数が少なくなり、液晶画面は、画像が白く何も映らなくなって、最終的には機能が停止してしまいます。

このことからも電圧の変化と大当たりの判定とは何の因果関係もないということが言えます。

■電圧の変化が攻略理論に利用された発端

電圧の変化が攻略理論に利用(悪用?)されるようになったのは、CRそれゆけ浜ちゃん2という機種の攻略法が発覚してからのことだと思います。

簡単に説明しますと、CRそれゆけ浜ちゃん2にはノーマル・ヴァージョンと連チャン・ヴァージョンがあって、その連チャン・ヴァージョンに見られる規則性に攻略の糸口が見つかったのです。

実は、ノーマル・ヴァージョンと連チャン・ヴァージョンは表裏一体で、各台がノーマル・ヴァージョンにも連チャン・ヴァージョンにもなり得たのです。

どういうことかというと、トランス(変圧器)にインバーター(周波数変換装置)を取り付けることで、ノーマル・ヴァージョンの大当たり周期を圧縮し、出玉の放出と回収を短時間のうちに繰り返す連チャン・ヴァージョンに変えてしまうという仕込みで、それをホールが利用したのです。

この攻略法に電圧は関わっているものの、あくまでも仕込みがなされていて、それをホールが利用すればこそ成立するものですし、打ち手が電圧の変化を引き起こすというものではありません。

それにしても、電圧の変化を引き起こして大当たりさせるという理論の攻略法とは一体どんなものなのでしょう?
ハンドルを回して打つという作業しか出来ない打ち手にどうやって電圧の変化を引き起こさせるのか、それとも、電圧の変化を利用して大当たりを誘発するとでもいうのか、いずれにしても、その攻略理論と手順を知りたいものです。

【サイト内検索】

お問い合わせはこちらから!

ホームへ戻る