【パチンコの天井機能】

オールド・ファンの方はご存知かと思うが、CR機登場以前の連チャン機に春夏秋冬という機種があった。
同機種には以前紹介した綱取物語と同様、「天国モード・通常モード・地獄モードという3つのモードを搭載」、「大当たり毎にモード抽選が行われ、その結果によって、大当たり確率が変化する」という特徴があったのだが、それに加えて、他の連チャン機にはない同機種特有の機能が搭載されていた。
それは天井機能である。

綱取物語の場合、一度地獄モードに転落すると、復活は困難だったが、春夏秋冬の場合はたとえ地獄モードに転落しても、リーチが40回ハズれると、天井機能が働き、天国モードに移行できたのだ。

なぜこのような古い機種について触れたかというと、リーチのハズレ及びハズレの回数がガセネタの創作に悪用されているということを耳にしたからである。

実践手順や使われている単語に差異はあるが、その概要は「リーチのハズレ後に攻略法を使うことによって強制的に天国モードへ移行させ、大当たりを誘発する」というものである。
そして、「あくまでも高確率のモードへ移行させる攻略法であり、必ずしも大当たりするとは限らない」という但し書き(=ガセネタ販売業者の逃げ道)が付いているという。

繰り返すが、連チャン機廃止の規制以降、確率変動はCR機の登場という形で確率変動機能搭載機種のみに認められ、それ以外のモードの搭載及び抽選機能は禁止されている。
天井機能も例外ではない。
つまり、現行の機種の大当たり確率は通常時の確率と確率変動時の高確率の2つしかなく、確変大当たりを引かない限り、どんな打ち方をしたところで、又、どんなリーチが何回ハズれたところで、大当たり確率は通常時のままなのである。

一方、上記の内容とは別に、「○○回転ハマった後は大当たりする」といった天井もどきをパチンコに持ち出している人がいるが、パチンコにはパチスロのような特定ゲーム数の消化によって発動される天井機能はないので、決して鵜呑みにしないように。

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