【成功率(誘発率)のまやかし】

Q.多数の誘発打法なるものが販売されてますが、やはりガセなんでしょうか?
成功率89%とかありますけど。

A.攻略法販売業者の動向についての調査も把握もしているわけではありませんので、業者を特定することは出来ませんが、結論から言いますと、現在正規基板の台に於いて高確率で大当たりを誘発する打法として販売されている情報のほとんどは打ち手の錯覚を利用して創作されたデッチ上げのガセネタです。

そもそも手順自体が適当に創作されたものですから、成功率(誘発率)等のデータ・攻略法購入者の体験談・ホールでの実践指導を受けたor受ける権利を得た人たちの居住地域や氏名など、全て業者の自作自演・創作・捏造によるものだと思って間違いないでしょう。

しかし、これだけで回答を終わらせてしまうのもどうかと思いますので、次に、成功率(誘発率)を実際に算定していると仮定して、成功率(誘発率)のまやかしについて述べたいと思います。

まずはこの成功率(誘発率)はどうやって導き出されたのかを知る必要があります。

業者によって成功率(誘発率)の算定方法には違いがあると思いますが、考えられるのは下記の2通りです。

●成功率(誘発率)=攻略法を使ったら大当たりした(?)台数÷攻略法を実践した台数
●成功率(誘発率)=攻略法を使ったら大当たりした(?)回数÷攻略法を実践した回数

しかし、後者の“成功率(誘発率)=攻略法を使ったら大当たりした(?)回数÷攻略法を実践した回数”という算定方法で成功率(誘発率)を表すことはまずないでしょう。
なぜなら、これは同一台で何度も実践して導き出す算定方法で、同一台でありながら、成功率(誘発率)が100%ではないということになると、その攻略法がガセであるということが明々白々になりますからね。

そこで、業者が専ら用いている、前者の算定方法について考えてみましょう。
“成功率(誘発率)=攻略法を使ったら大当たりした(?)台数÷攻略法を実践した台数”というのは1〜数件のホールを廻って、何台もの台で実践して成功率(誘発率)を導き出す算定方法です。
その数値が89%となると、ホールに設置された台の約9割に通用するということになりますから、皆さんの中にはこの成功率(誘発率)89%などという高い数値に思わず心が揺り動かされてしまう方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、この数値を額面通りに受け止めてはいけません。
これにはカラクリがあって、いつ・どんな人が打つかによって、この数値は全く違ってしまうのです。

どういうことかというと、台選びに長けている人が打つ場合とろくに台選びをしない・出来ない人が打つのとでは、この数値に雲泥の差が生まれるということです。
つまり、台選びに長けている人が各台の出玉の放出期(ボーナス発生の可能性が高いゲーム・ゾーンや天井付近など)にだけ打てば、成功率(誘発率)は極めて高い数値になりますし、ろくに台選びをしない・出来ない人が各台の出玉の放出期など全くお構いなしに打てば、成功率(誘発率)は極めて低い数値になってしまうのです。

「何故そんなことが言えるのか?」と思われるかもしれませんが、その根拠は、業者自らが既に答えを出してくれているはずです。
業者が攻略法の概要を説明する際の文章の中に下記のような内容が予め書かれていませんか?
「この攻略法の効果は100%ではありません」
「この攻略法は、台が好調な時にこそ最も効果を発揮するものです」と。

結局は「実践手順を間違いなく完遂すれば、必ず大当たりする」という本物の攻略法の法則に当てはまらないものは、たとえ成功率(誘発率)が80%以上だろうが、90%以上だろうが、その成功率(誘発率)は全く当てにならないものであり、その攻略法に有効性は全く認められないということです。

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